
報道記事:イランがウラン濃縮拡大、監視カメラ停止 IAEAは非難決議採択
[ウィーン/ドバイ 8日 ロイター] – 国際原子力機関(IAEA)理事会は8日、イランに対する非難決議を賛成多数で採択した。一方、イランは地下核施設でのウラン濃縮をさらに拡大しており、IAEAの監視カメラ2台を停止すると発表した。
ロイター
決議案は米国、ドイツ、フランス、英国が提出。イランの未申告施設でウランの痕跡が検知された問題を巡り、同国が完全な回答をしていないことに深い懸念を示した。35カ国で構成する理事会で決議に反対したのは、ロシアと中国のみだった。
イランはこれより先、ウラン濃縮度測定装置を撮影するカメラの停止を発表。国営テレビは「イランの協力にIAEAは感謝しないばかりか義務だと考えている。きょうから関連当局が監視カメラの停止を命じた」と伝えた。
ただ、IAEAはこれらのカメラが記録したデータに1年以上アクセスできておらず、イラン側が保管しているデータを将来的に入手したい考えだ
【コメント】
北朝鮮が核実験の準備ができたというニュースがる中、イランも核保有国になろうとしている。少なくとも核爆弾を製造するためのウランはもうすぐ準備できそうである。イランが核を保有すると北朝鮮とは違い、アメリカかイスラエルが躊躇せず攻撃をする可能性がある。
イランも北朝鮮も西側諸国から制裁を受けている。生活物資をはじめ、食糧は少ない。軍事力はある程度ある。この状態で、ロシア、中国が西側から追いつめられると、物資の支援の見返りに軍事攻撃を要求される可能性がある。もしかして、すでにそのような約束があるかもしれない。
ロシア、中国、イラン、北朝鮮がレッドチームの中核である。日本はそのうち核を保有している3カ国と対峙しなけらばならない。戦う前に、食糧不足が襲ってきそうだが。