
報道記事:中国・深センでロックダウン、世界最大級の電気街も
香港(CNN Business) 中国南部の深セン市で29日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるために、世界最大級の電気街「華強北」のロックダウン(都市封鎖)が始まった。
CNN
深センの中心街、福田区の中で、華強北など3地区が4日間ロックダウンされる。住民は毎日の検査を義務付けられ、それ以外の外出は禁止。スーパーと薬局、病院以外の事業所はすべて閉鎖され、レストランの営業はテイクアウトのみに制限される。
深センで30日に確認された感染者は35人で、このうち11人が無症状だった。
市内で数十地区が「高リスク」に指定された。SNSに投稿された動画には、集合住宅の住人が外へ出ないよう、周囲に設置された金属製の壁が映っている。上部に有刺鉄線を張った壁もある。
同市の羅湖区、龍崗区も娯楽施設や公園を閉鎖し、会議や公演、ダンスなどの集まりを禁止した。
華強北の周辺を含め、市内の地下鉄駅24カ所と数百カ所のバス停が休業となった。
市当局者は29日の記者会見で、流行の主流はオミクロン株の変異系統「BF.15」で感染力が強く、検出も難しいとの見方を示した。
【コメント】
中国は干ばつ、大洪水、金融危機で苦しんでいる。そこへ、深圳のロックダウンが始まった。深圳は中国の貿易量トップ。その製品も、スマホや家電が多い。
ロックダウンは、製造、流通に大きな影響を与える。在庫もあれば、現在船便で移動しているものもあるのですぐに問題にはならない。だが、1か月もすると世界中で商品不足や部品不足が起こる可能性がある。まだ具体的な影響については報じられていないが、深圳のロックダウンは世界に影響を与えるものと推測する。
中国はそのことがわかった上でロックダウンしているとしか思えない。国内経済はボロボロで、各地で暴動も起こっている。ロックダウンはすべてを押さえつけることができる。さらには、世界経済を道連れにできる。
中国と世界経済が大きな打撃を受けたとして、その次はどうするのであろうか?その選択肢の一つには戦争がある。中国は今月、十数万人もの新規の徴兵を始めた。そして、ロシアも13万人の徴兵を決定した。来年に向けて何かを準備しているとしか思えない。