中国から台湾に嫌がらせ ウェブサイトにサイバー攻撃

報道記事:台湾総統府のサイトにサイバー攻撃、一時ダウン ペロシ氏訪台前

台北/ワシントン 2日 ロイター] – 台湾総統府は2日、総統府のウェブサイトが大量のデータを相手に送り付けてシステム障害を引き起こす「DDoS攻撃」の標的となり、一時的にダウンしたと発表した。

ウェブサイトへのアクセスは攻撃から約20分以内に回復。台湾当局が状況を監視しているという。

台湾政府のポータルサイトと台湾外交部(外務省)のウェブサイトも同日、一時オフラインとなった。

声明によると、攻撃は現在も続いているという。

サイバーセキュリティの教育・研究機関、SANS技術研究所によると、ペロシ米下院議員の台湾訪問前に行われた今回の攻撃は中国政府によるものではなく、ハッキング技術を用いて政治的・社会的思想を主張する「中国のハクティビスト」によるものという。

ロイター

【コメント】
台湾総統府のサイトにサイバー攻撃が行われているが、中国政府がしたものではないそうだ。中国が本気でサイバー攻撃をするなら、台湾のインフラが狙われるであろう。台湾国内には中国の工作員がいるだろうし、サイバーとリアルで台湾社会を混乱させるはずである。

リアルの工作は難しくはない。日本でも、日本中の線路に石を置くだけでどこかで事故が起こるだろうし、安全確認のため輸送力は落ちてしまう。嫌がらせレベルの工作はすぐにできてしまう。放火も警戒する必要がある。ポータルサイトの攻撃では大した被害はないが、軍事攻撃はなくてもほかの攻撃を警戒しなければならない。

タイトルとURLをコピーしました