
報道記事:中国軍、ペロシ米下院議長訪台なら座視せず=外務省報道官
北京 1日 ロイター] – 中国外務省の趙立堅報道官は1日の定例会見で、ペロシ米下院議長が台湾を訪問すれば、中国軍は「座視しない」と警告した。
ロイター
米下院議長は大統領権限の継承順位で副大統領に次ぐ要職であることから、台湾訪問は「深刻な政治的影響」をもたらすと述べた。
ペロシ氏は1日、アジア歴訪を開始した。
【コメント】
日本での報道は少ないが、台湾有事が目の前に迫っている。ペロシはシンガポール、マレーシア、韓国、日本の訪問は公表した。台湾を訪問するとなれば中国は黙っていないはずである。だが、ペロシは台湾訪問は発表していないため、危機にならない可能性も高い。
中国軍はペロシの台湾訪問を「座視しない」と警告しており、もし訪問が実現すれば、台湾の領空侵犯等を行うのかもしれない。金門島を砲撃するかもしれない。どうなるのかわからないが、ペロシが台湾を訪問して何もしないのは習近平政権にとって許されることではない。
アメリカは相手に仕掛けさせるのが特技であり、今回のペロシも囮としての訪問かもしれない。支持率の落ちているバイデン、民主党が中間選挙に向けて逆転するには残されている時間が少ない。やるなら今である。成功するとは限らないが、たまにはカッコいい大統領を見せなければ中間選挙は惨敗であろう。