
報道記事:梅雨明けで水不足影響拡大懸念 ダム貯水率低下 福岡 行橋など
ダムの貯水率が低下し水不足への対策をとっている福岡県東部の行橋市と苅田町では、梅雨明けで影響が広がることを懸念しています。
NHK
行橋市や苅田町では、主な水源にしている添田町の「油木ダム」で貯水率が低下していることを受け、今月中旬から家庭などに送る水の圧力を通常より10%下げる「減圧給水」を行っています。
また、公立の小中学校、合わせて25校では節水のため今月中旬から下旬に予定していたプール開きを延期しています。
今月中旬には15%を切っていた油木ダムの貯水率は、先週末の雨でいくぶん回復し、28日午前9時の時点では20.6%となっています。
しかし、梅雨明けで雨の少ない状態が続くことが懸念されることから、行橋市と苅田町では市民や町民に節水を呼びかけるとともに、ダムの貯水率がさらに低下した場合には、家庭などへの給水の圧力をさらに下げることを検討しています。
【コメント】
記録的な猛暑の裏で水不足が始まっている。梅雨がほとんどなかったため、ダムの貯水率が減っている。この記事では福岡だが、中国地方、四国地方でもダムの貯水率が減り、取水制限が行われようとしている。
水が少ない、暑いというのはどちらも農作物の生育を悪化させる。まだ水不足は始まったばかりで今後どうなるかはわからない。コメの作況も気になるところだが、先行きがわかるのは8月になってからであろう。
これまでは、日本で食糧が不作でも、海外からの輸入を増やせばよかった。今年はそうはいかない。日本が食糧を輸入しているアメリカも、南米も異常気象で自国の供給すら危うくなる可能性が出てきている。さらにはアメリカでのサプライチェーン危機が心配される。これも影響がわかるのは8月である。
あと1,2か月で世界は急転するかもしれない。
参照:初めに崩壊するのはアメリカかもしれない アメリカの物流に不可欠なディーゼル油が、あと8週間しか持たない