
報道記事:ロシア議会、核実験禁止条約の終了について採決へ
来週、ロシア議会は核実験を禁止する条約のロシア批准の撤回について採決する。
この動きは、おそらくウクライナと西側諸国に物事の現実を思い出させるため、1990年以来初めて核爆発を伴う実験を実施するための法的保護をロシアに提供する可能性がある。
国家下院は来週火曜日にこの法案に関する初読会を開催する予定だ。
下院国際問題委員長のレオニード・スルツキー氏は、2日後に可決が完了すると予想していると語った。
Hal Turner Radio Show
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【コメント】
ロシアが核実験禁止条約の批准を止めるようだ。今更核実験が必要なのかと思うが。多分、象徴的なものであり、核実験をすることは核の使用のハードルを下げることになるだろう。
今や世界の注目はイスラエルの行動と、イスラムのテロに移っている。気になるのはイスラエルがガザ地区への侵攻をどう進めていくのかだ。ガザ地区に正式な軍隊はいないだろう。ハマスと民間人は区別がつかないどころか、民間人も攻撃してくる可能性がある。子供ですら戦闘に加わることもありうる。そうなると事実上の皆殺ししか侵略する方法はなくなる。
そして、イスラエルはその皆殺しを実施しようとしている。とはいえ市街での戦闘は簡単ではない。相手は戦車など持っていない。攻撃目標は建物と人になる。
ガザ地区には無数の地下トンネルがあるという。そこにイスラエルの軍隊が入っていって戦うとなるとかなりの犠牲者が出るだろう。トラップも無数にあるだろうし、ドローンやGPSは使えない。ところが簡単な方法がある。それが小型核爆弾だ。地下道の一部で爆発させれば、つながっている地下通路は全てなくなってしまうだろう。爆風の行き先は通路しかないため、トンネル内は数キロ先も焼き尽くされる。
すぐに核を使うことは無いだろうが、ハマスとの戦いが泥沼になれば核の使用は辞さないだろう。アメリカが広島と長崎に核を落とした言い訳は、自国の兵士数十万人が戦争での犠牲者にならないためであった。これを非難する声は小さい。イスラエルも同じ言い訳が可能になってしまうのだ。
ロシアやイスラエルだけでないかもしれない。アメリカも、中国も、北朝鮮も、核の使用を簡単に行ってしまう状況が生まれようとしている。