BRICSで新しい決済システムを作る ドルとユーロは凋落していくのか?

報道記事:新しいグローバル準備通貨と国際決済の代替メカニズムに取り組んでいるBRICS:ウラジーミルプチン

ウラジミール・プーチン大統領は水曜日に、BRICS諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)が現在、新しい世界の準備通貨の設定に取り組んでいると述べた。 「私たちの国の通貨バスケットに基づいて国際準備通貨を作成する問題は解決されています」と彼はBRICSビジネスフォーラムで述べました。 ロシア大統領によると、加盟国は国際決済のための信頼できる代替メカニズムも開発しています。

THE ECONOMIC TIMES

【コメント】
ロシアはドル決済システムであるSWIFTから追放されるという制裁を受けた。だが、ドルでない新しい基軸通貨を準備しBRICS諸国で準備しようとしている。これが成立するとドルの需要は確実に縮小する。ロシアから食糧やエネルギーを購入している場合は、中国から生活必需品を輸入する場合もこの仕組みを利用しなければならなくなるかもしれない。

中東の産油国もこれに加われば、世界の貿易の一定割合はBRICS経済圏になってしまう。このBRICS通貨圏が侵食するのは、ドルとユーロの取引である。日本は幸いなことに、独自通貨である円を持っており、そこそこ通貨としての信用もある上、国際決済上のシェアは低い。つまり被害は少なそうでかつ、生き残る実力はあるのではないかと具体的な根拠もなく推測する。

ディーガルの予測では、2025年の世界のGDP順位は1位中国、2位インド、3位ロシア、4位日本、5位ブラジルである。ドルとユーロは凋落し、BRICSが台頭する。西欧諸国が没落する中、日本はなんとなく被害を避けてしまうのかもしれない。

  参考:ディーガルが予測する 2025年の驚愕的な人口

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