忘れられようとしているウクライナ 報道が減少

報道記事:ウクライナ戦争に関するメディア報道が減少

最初の侵攻から1年半以上が経過し、ロシア・ウクライナ戦争が激化する中、米国のウクライナに対する経済的・軍事的支援は 国内政治 に ますます巻き込まれるようになっている。戦争が続く中、メディアはウクライナをどのように報道しているのでしょうか?

以下のタイム ラインは、 昨年初め以降、BBC ニュース ロンドン、CNN、MSNBC、Fox ニュースにおける毎日のウクライナに関する言及の合計を示しています。2022年1月初旬に言及が急増したのは、侵略への恐怖の高まりを捉えており、ロシア軍が同国を包囲し、その後国内になだれ込んできたことで報道範囲が垂直方向に急増した。注目すべきことに、ピーク時のカバー率は 1 日 (2022 年 2 月 25 日) しか続かず、すぐに低下します。カバー率は約2週間上昇したままだったが、3月14日の週から低下し始め、最終的に2022年5月にはその水準に達し、それ以来その水準が続いている。

侵攻翌日のピーク時には毎日 1,500 ~ 2,000 件の言及があったが、それ以降は 1 日あたり数十~数百件の言及があり、ウクライナに関する話題は常にニュースで取り上げられるものの、話題は少ないままである。 戦争について最も多く言及したのはBBCニュースで 、現在までに20万3,655回言及されており、次いでCNNが16万6,304回、MSNBCが11万6,658回、Foxニュースが9万246回となっている。BBCニュースは侵略以来、FOXニュースの2.3倍も戦争について言及している。

驚くべきことに、ウクライナの反撃は報道の意味ある増加につながっていない。この攻撃に対する言及は 1 日にほんの数件から十数件、または 2 件程度で 、 BBC ニュースでの特定の日にピークに達し、100 件強から 125 件以上の言及があった。

ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は戦争の初期の数か月間で一気に注目を集めたが、 テレビのニュースからも世界中のオンラインニュースからもほとんど影が消えた。ゼレンスキー氏自身の報道量は、彼の国の通常の日の5分の1にも満たない。国自体は戦時中の指導者を中心にメッセージを発信することが多いですが、世界のメディアは国全体に重点を置いています。

画面上のウクライナに関するテキスト表現についてはどうですか? 以下のタイムラインは、口頭での言及と同様のパターンを示していますが、CNN はウクライナについての口頭での言及を増やしていませんが、画面上のテキスト表示は 5 月中旬に著しく増加しました。口頭での言及は BBC ニュースが大半を占めていますが、画面上でのテキスト出演は CNN がトップで、これまでの合計 1,408 時間、次いで BBC ニュースの 1,112 時間、MSNBC の 790 時間となっています。Fox News は再び最下位となり、631 時間で CNN の 2.23 分の 1 となりました。

テレビの報道は比較的安定している一方、世界的な オンラインニュースの報道は 減少傾向にありますが、ここ数週間で安定してきました。

米国に本拠を置く グーグルのウクライナに関する検索は、 主にメディア報道と歩調を合わせて減少し、  今年を通じて同様の長期減少が続いている。

要は、米国と欧州の経済危機の拡大と相まって、メディアのウクライナへの関心は停滞し、薄れ続けているということだ。これは、戦争をメディアの最前線に戻す大きな進展がなければ、米国と西ヨーロッパでウクライナに対する国民の支持を維持することがますます困難になる可能性を示唆している。
  Google翻訳

Zero Hedge

【コメント】
時間が経てば忘れられる。のは仕方ないと思う。ウクライナ戦争が続いているのはもう分り切ったことで、遠くの国での出来事になってしまった。アメリカで毎日殺人事件が起きているがそれに関心がないのと変わらなくなっていく。所詮はよその国のことである。

記事にあるように積極的にウクライナの支援をしている欧米でも報道は減ってきているらしい。飽きられたのか、報道したくない内容なのかはわからない。このままだと、気が付いたら講和して戦争は終わっているかもしれない。もはやそれも悪くないと思ってしまう。

日本の問題はウクライナの報道が少なくなってきたことではない。中国の脅威や、ワクチン被害、中東情勢など日本人の生活に影響することの報道が少ないことだ。筆者自身、テレビを見る時間は少ないが、決まった時間の報道番組をみている。ニュースが知りたいのではなく、何を報道しているのかを知りたいからだ。

最近はジャニーズ事務所の報道ばかりである。もっともっと重要なことがある気がするのだが。

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