ウクライナの終わり 兵士の平均年齢は40歳以上 現実的には講和を検討すべき

報道記事:前線のウクライナ兵士の平均年齢は40歳以上

元英国国防長官ベン・ウォレス氏は、テレグラフ紙日曜版の論説で西側諸国に対し、ウクライナへの支援を一日たりとも止めないよう訴え、「西側諸国が我が国のために立ち上がる決意があるかどうか、世界が注目している」と書いた。 「価値観とルールに基づいたシステムだ。我々がウクライナのために今やっていることは、今後何年にもわたる我々の安全保障全体の方向性を定めることになるだろう」

ウォレス氏の記事は皮肉にも「 ウクライナは勝利している」と題されている。さて、仕事を終えて 、西側諸国が支援を続け、ゼレンスキー政権がNATOの指導に従うだけであれば、キエフの勝利は可能性があるだけでなく、差し迫っていると主張しよう。しかしウォレス氏は、人材の問題はウクライナにとって有利ではないことを認めている。

最も驚くべきは、戦争のほとんどを通じて英国国防長官を務めた(今年の8月31日まで在任)この人物が、ウクライナ軍の状況について述べたことだ。同氏はゼレンスキーに対し、これとは異なる政策を制定し、本質的に若い血を戦いに注入するよう求めた。

前線の兵士の平均年齢は40歳を超えている。若者を将来のために残しておきたいというゼレンスキー大統領の願望は理解できるが…英国が1939年と1941年にそうしたのと同じように、ウクライナの動員規模を再評価する時期が来ているのかもしれない。 」とウォレスは 書いた

同氏は、これは依然として残っており、修正しなければならない大きな問題であるが、ウクライナ軍は依然として「ゆっくりと、しかし確実に」「戦術を適応させ、教訓を吸収し、我々全員が与えた装備を最大限に活用している」と述べた。ウォレス氏は、ゼレンスキー氏がロシアに追いつきたいのであれば、より速いペースでより多くの人数を動員する必要があると主張している。

しかし、最前線に高齢者がいるにも関わらず、ウォレス氏は依然として、長距離ミサイルを含むより先進的な兵器を紛争に投入する必要があると主張している。 

プーチン大統領は、時間と国際社会の分裂という、自分を救える最後の2つのことを必死に把握している。英国はその両方について何かできるはずだ。私たちはウクライナがその勢いを維持できるよう支援しなければなりません。そのためには、より多くの軍需品、ATACMS、ストームシャドウが必要になります。そして、国際社会を団結させる最善の方法は、成功を実証することです。

もちろん、戦闘に参加してくれる若い男たちを見つけるようウォレスが呼びかけたことは、悲劇的に多くの人がすでに殺されたり、重傷を負ったりしていることを示唆している。実際には、これはキエフに対し、和平交渉を開始しようとするのではなく、より多くの命を肉挽き器に投げ込むよう求める皮肉な呼びかけである。

これは、紛争の多くの期間を通じて記録されているように、当局が強制徴兵のために路外から男性を残酷に検挙し続けるためのレシピでもある。

【コメント】
やっぱり、ウクライナは窮状に陥っているのではないだろうか。多分、国民は戦争とあまり関係ない人と、戦場に行かないといけない人で大きな違いが出ているのだと思う。

前線の兵士の平均年齢が40歳を超えているという。これが本当かどうかはわからない。平均で40歳を超えるということは半数は40歳、50歳代になる。そのような兵士が、最新の兵器の扱いに慣れ、機敏に行動して敵を攻撃するのはい想像しづらい。本当なら、もう戦局は終盤に差し掛かっている。

長年兵士をしていてい40歳なら問題ない。しかし、ウクライナは40代、50代が徴兵されている。勝てるわけがない。しかし、武器支援、資金支援を得ようとすれば、負け続けるわけにもいかず、徴兵をつづけているものと思われる。もちろん、食糧生産、工業生産は犠牲にしているのだろう。

戦争は理不尽である。日本にいて、ウクライナが降参するわけがないとか、最後まで戦うというのは簡単だが、実際には講和を目指すべきである。過去の日本の戦争でも、「無謀な戦争をした」とか「生産力が違うアメリカと戦争をすべきでなかった」とかいう話はよく聞く。では、あの戦争がアメリカから仕掛けれれていたらどうなのだろうか?日本はすぐに降参すべきだったのか?

答えは無いかと思う。ウクライナは講和に向かうべきだと思っている。50歳が徴兵されて勝ったところで、その後の復興は困難になるだろう。しかも、今回はウクライナに問題がなく、すべてがロシアの問題とも言い難い。

ウクライナという国もここ数年に問題があったと思うが、世界政治の犠牲になったのだともいえる。誰かわからないが、戦争を望んでいる人たちがいるのだと思う。そう考えると、ウクライナが講和をの望んでも何らかの形で戦いは続くのだろう。

それにしても、ゼレンスキー大統領はどうするつもりなのだろうか?もう国力の限界が見えてきている。

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