
報道記事:米下院、つなぎ予算案可決 政府閉鎖回避へ前進
【ワシントン時事】米連邦政府の2023会計年度末を迎えた30日、議会下院は24年度予算案の審議時間を稼ぐため、11月半ばまでのつなぎ予算案を賛成335票、反対91票で可決した。深夜0時(日本時間10月1日午後1時)までに上院を通過し、その後バイデン米大統領が署名して成立すれば、政府機関の一部閉鎖は回避される。
時事通信
下院は29日、過半数を占める野党共和党が提出した10月末までのつなぎ予算案を反対多数で否決していた。同党の保守強硬派の主張を反映し、大幅な支出削減を盛り込んだものの、強硬派からの造反が相次いだ。
共和党が新たに示したつなぎ予算案では、与党民主党に配慮して極端な支出カットは提案されず、災害対策などが含まれた。ウクライナ支援は外された。共和党から反対票が多く出る一方で、民主党が賛成に回り、可決にこぎ着けた。
【コメント】
10月から大混乱になるかと思われてたが、アメリカの下院でつなぎ予算案が通った。まだ上院での審議があるため安心はできないが、これで経済崩壊のきっかけは先送りとなりそうだ。
なにより、ウクライナ支援が除外された。このことはアメリカ国民がウクライナ支援に反対しており、民主党もその世論に逆らえないことを意味する。このことは今後の世界情勢に影響する。ウクライナ支援は世界的に減っていき、ウクライナは戦争継続不能に向かっていく可能性が高い。
そしてその時には、別のところで戦いが始まるかもしれない。