ウクライナが精神障害者も徴兵へ 戦局が好転でも被害は甚大の模様 ゼレンスキー大統領の発言ではこれから世界大戦になる

報道記事:ウクライナ、女性医療従事者を招集対象に 徴兵免除基準も厳格化

 ウクライナ政府は10月1日から、医学や薬学などの教育を受けた女性の国民を対象に兵役登録を義務付ける。登録されると、招集を待機する間、国外への移動が制限される。戦闘の長期化で、徴兵を免除する基準の厳格化も進んでいる。

 ウクライナ軍の9月7日の発表によると、兵役登録の対象となるのは医師、歯科医師、看護師、薬剤師、助産師など医療現場で勤務経験のある18~60歳の女性。学位や勤務先などから適格かどうかを判断する。軍はこうした女性について「男性と対等な立場で軍務に従事する」としており、特別に一時的な出国が認められる場合を除き、国外への移動も制限される。ただし、学生や妊娠中、健康上の理由がある場合は免除される。

 ロシアによる侵攻を受けるウクライナでは、戦場で死傷する兵士の補充や医療が課題となっている。米紙ニューヨーク・タイムズは8月、米政府当局者からの情報に基づき、ウクライナ側の死者が7万人、負傷者は10万~12万人程度だと推計した。

 戦闘の長期化に伴い、徴兵を回避しようとする人も増加しているとみられる。ウクライナメディア「キーウ・インディペンデント」によると、これまで学位を二つ以上持つ30歳以上の学生は兵役を免除されていたが、ウクライナ政府は今月、この免除規定を廃止する法案を議会に提出した。ウクライナの25歳以上の学生数は2019~21年に約4万人だったのが、その後1年間で10万6000人に激増。政府は、この一部は徴兵回避だとみている。

 ウクライナ政府は8月、徴兵免除対象となる疾病などの基準も厳格化した。結核やウイルス性肝炎で、すでに治療が施された人、進行の遅い血液疾患、軽度の精神障害などの人が、新たに徴兵対象に加えられた。

 また国内各地で徴兵回避と関連する汚職が横行しているとみられ、ゼレンスキー大統領は8月、徴兵事務所のトップを務める軍事委員を全ての州で解任すると決めた。

 英BBCによると、徴兵を回避したい人は、徴兵担当者がどこを巡回しているか、通信アプリで情報を共有するなどしている。10万人以上の人が情報共有に参加している地域もあるという。

 徴兵を回避する動きは、これまで約12万人に上る死者を出したとみられるロシア側でも起きている。22年9月に発令された「部分的動員令」で約30万人が招集された際には、徴兵事務所が襲われる事件が相次ぎ、多くの人がジョージアなど国外に脱出した。プーチン大統領は今年8月、徴兵対象者の上限年齢を27歳から30歳に引き上げる法律に署名している。【ブリュッセル宮川裕章】

毎日新聞

【コメント】
1週間前の記事だが、ウクライナで徴兵対象者の拡大が行われた。

記事のタイトルでは「女性医療従事者を対象に」とあるが重要なのはそこではない。言い方はほくないが病み上がりの人や、軽度の病気、軽度の精神障害者も対象にしている。ようは、銃をもって戦えそうな人は対象にするということだ。

こんな人達が軍隊に向くとは思えない。そこまで人員がひっ迫していることを表している。もちろん強いはずがない。西側諸国がいくら武器を渡そうが、弱い軍隊なら消耗していくだけだ。

このような状態になっているのは、死傷者が多いからとしか考えられない。ウクライナはもうすぐ継戦が困難になる。このままだと、ウクライナ社会に必要な人々が次々と徴兵され、社会が成り立たなくなっていく。それより前に、障害者を徴兵しているのかもしれないが。

日本では報道されていないがやはり、ウクライナは負けつつあるのではないだろうか?そして、遠からず戦争は終わると思われる。ゼレンスキー大統領が「ウクライナ敗北なら世界大戦」と発言したらしい。
  東京新聞 9月18日 「ウクライナ敗北なら世界大戦」 ゼレンスキー氏が警告

今のままではウクライナは敗北する。敗北しないためにはNATOの参戦が必要である。NATOが参戦するならそれは世界大戦となる。

つまり、ウクライナが敗北するなら世界大戦で、ウクライナの敗北を阻止するのは世界大戦ということだ。現実味がどうなのかわからないが、世界大戦が近づいている気がする。

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