岩手のマラソンで大量リタイアと死者 やはり人間が弱くなっている

報道記事:マラソン大会でランナー死亡 400人以上がリタイア 盛岡市が途中で大会中止に<岩手県>

9月10日に岩手県盛岡市で行われた啄木ふれあいマラソン大会で、10キロの部に出場した60代の男性が倒れ死亡していたことが分かりました。

井上智晶アナウンサー
「男性が倒れたのは、スタート地点からおよそ8.5キロの給水所があったこのあたりで、当時は湿度も気温も高くリタイアする人が続出したということです」

盛岡市によりますと、死亡したのは10キロの部に出場した県内の60代の男性です。

男性は午前11時15分過ぎ、スタート地点から約8.5キロ付近の第7給水所手前で転倒したということです。

その場で心臓マッサージやAEDなどの応急手当を受けましたが、心肺停止の状態で運ばれ、その後病院で死亡が確認されました。

大会当日の気温は29.5度(午前10時時点)、湿度は77%(午前9時時点)、また熱中症予防の目安とされる「暑さ指数」は、10日午前10時時点で付近の市内好摩が29.5と、激しい運動は中止の指針が示されている「厳重警戒」でした。

3キロからハーフまでの4種目に1743人が出場しましたが、熱中症の疑いでリタイアしたり、制限時間内に関門を通過できなかった人が400人以上にのぼり、大会は午前11時半ごろに中止されました。

盛岡市スポーツ推進課 箱石元課長
「リタイアするランナーの方が多かったので、ランナーの安全を考えて途中だったが中止という判断をした」

熱中症の危険に備えランナーがすべき対策を専門家に聞きました。

岩手大学教育学部 保健体育専門 上濱龍也教授
「体調が少しでもおかしいという時は、暑ければ暑いほど無理はしちゃいけないレベルはあがってくる」

このほかレース前の水分補給と情報収集が大事と指摘しました。

岩手大学教育学部 保健体育専門 上濱龍也教授
「かく汗の量って想像超えるくらい多いので、走る1時間2時間前から十分に水分補給した状態でスタートする。なるべく細かく情報を集めて対策を必要以上にするくらいでちょうどいい」

異例の暑さが続いた2023年、マラソンでもこれまで以上に熱中症対策が重要になってきています。

岩手めんこいテレビ

【コメント】
岩手県のマラソン大会で死亡者が出た。残念なことであるが、気になるのはそこではない。400名がリタイアして大会自体が中止になっていることだ。

熱中症になるので暑い中走るのはどうかとは思うが、気温は29.5度そんなに多くの人が倒れるようには思えない。快適ではないだろうがこの気温で倒れるようだと多くのスポーツはできない。また、多くの人はこの数週間は練習しているはずだ。一般人よりは体力もあり、準備もしていると思われる。

やはり、気づかないうちに人々の体は弱くなっているのではないだろうか?今は暑さにやられている。マラソン大会は冬に多い。日本中で実施されると言ってよい。冬は冬で倒れる人が多い気がする。

それにしても、コロナ感染の拡大、インフルエンザの拡大、芸能人の体調不良とおかしな状態になっている。多くの人は気が付いていることだろう。だが、これが当たり前になってしまっている。以前からこのような状態だったと。もしくは、気候変動のせいだと思っている。思い込まされている。

明らかに世の中は変わってきている。これからが心配である。

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