報道記事：米国はウクライナの要求に応えようとする一方で、弾薬不足の悪化に直面している
米国は200万発以上の155mm砲弾をウクライナに輸送しており、現在、砲弾の補充と新たな生産ラインの構築という問題に取り組んでいる。
報道によると、米国防総省はウクライナの要求に応えようと懸命に取り組んでいる。現在の生産レベルを維持できなければ、国内の安全が脅かされる可能性があると報告書は警告している。
ウクライナの砲弾に対する驚くべき飢餓のため、米軍請負業者は、ウクライナが昨年6月に反撃を開始する前に記録された標準的なNATO砲弾の生産速度を2倍にすると予想されている。
兵器庫を補充しようとするアメリカの取り組みは、原材料、特に爆発性のTNTがすでに製造されていないことによって妨げられている。TNT の多くはポーランドから得られます。
また、工場が立地する地域が昨年の住民投票でロシアの一部となることを投票したことで、米国は生産パートナーを失った。現在、米国は日本を含む新たなサプライヤーを探している。
将来の不足を避けるため、匿名の国防総省当局者は弾薬の「一貫した高い需要」を維持することを提案した。
国防総省は「健全な在庫だけでなく、それらに対応できる健全な生産と産業基盤を確保するために、長期間にわたってそのレベルでの調達を継続すべきだ」とこの人物は報道陣に語った。
国防総省は、2025年の秋までに生産量を年間100万発に増やすことを目指している。「ウクライナの経験から学んだ教訓の一つは、（弾薬備蓄の）最低基準に立ち返って再検討する必要があるということだ。そして我々は過小評価していた可能性がある」とクリスティーン・ワームス陸軍長官は先月記者団に語った。
「ウクライナの経験から学んだ教訓の一つは、（弾薬備蓄の）最低基準に立ち返って再検討する必要があるということだ。そして我々は過小評価していた可能性がある」とクリスティーン・ワームス陸軍長官は先月記者団に語った。ほとんどのアメリカ人はウクライナへの追加援助に反対している
つい最近、ジョー・バイデン大統領は議会にウクライナにさらに206億ドルを要求したが、現在この動きには大多数のアメリカ人が反対している。SSRSが実施したCNNの最新世論調査によると、アメリカ人の55％が議会はウクライナ支援のための追加資金を承認すべきではないと考えていることが明らかになった。
51％は米国はすでにウクライナ支援に十分な措置を講じたと回答しており、49％はもっと行うべきだと回答している。
2002年2月下旬、ロシア侵攻の初期に実施された調査では、62％が米国はもっと行動すべきだったと感じていることが判明した。(関連記事: 高額な戦争: アメリカの対ウクライナ援助、まもなく 650 億ドルに達しようとしている。)
西側諸国からの豊富な支援にもかかわらず、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシア軍を占領地から追い出す作戦が期待より遅れていることを認めた。
同国国防副大臣ハンナ・マリアール氏によると、昨年6月の発足以来、ウクライナが奪還したのは南部と東部の領土約241平方キロメートルだけだという。
ウクライナ軍の装甲部隊は、空軍と圧倒的な砲兵支援がない中で戦線を突破することができなかった。
戦車は塹壕や砲艦から発射されるロシアの対戦車ミサイルに対して脆弱でした。ロシアの地雷は1メートルおき、あるいは2メートルおきに設置されており、ウクライナ軍は地雷原を撤去して車線を作るために、兵士を立ち止まり、降りて前に押し出す必要があった。
ガーディアン紙によると、反撃以来のウクライナ軍の死傷者は戦場での死亡者1万7500人を含む13万1000人に達した可能性がある。
ロシアの報告書によると、ウクライナは1,831両の戦車と装甲車両、26機の飛行機、9機のヘリコプター、747門の野砲を失った。
ロシア側については、ニューヨーク・タイムズ紙が、 8月18日現在、ロシア軍の死傷者は30万人に近づいていると米当局者が推定していると報じた。同報告書は、これまでの双方の軍事的死傷者数の合計は約50万人に上ると述べた。
Natural News
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【コメント】
記事を見るとわかるが、信じられないことに世界最強の軍事力を持つアメリカが、弾薬の材料であるTNT火薬を製造できていない。輸入に頼っているのだ。
その状況でウクライナには次々と軍事支援を行っている。それは、備蓄している弾薬を送っている。当たり前だが、平時に使う弾薬量と戦時に使う弾薬量は10倍どころではない。平時は一発も打たない大砲も戦争では数十発打たなくてはならない。当然弾薬は減っていく。
アメリカはすでに弾薬が足りない状況なのだ。それなのに今、アフリカで戦争が起ころうとしている。中東でも起こるかもしれない。アメリカが関与するかどうかはわからないが、世界中で戦いが始まる。
アメリカの弾薬不足の問題は中国の参戦を促すのではないかということだ。アメリカの反撃能力が低いなら台湾を攻める可能性がある。最初の反撃をしのげばあとは弾薬が切れるからだ。アメリカが兵器の増産を企てるとそれは戦争を早めるかもしれない。戦時生産体制が整う前に戦った方がよいと中国が判断するからだ。
中国の軍事生産能力がどれくらいかわからないが、今の工業生産そして、共産党の強引な政策力を見ると、大量に兵器が作られているとみてよい。性能が少し悪くても数は大事である。100万発のミサイルがあれば台湾は抵抗できないだろう。年に1000万を超える自動車を作れるなら、小型ドローンを月産100万機作ることは余裕に思える。毎日１万機で台湾に攻撃するなら、台湾は数か月で迎撃不能になるだろう。
支援してくれるアメリカの武器はすぐに尽きてしまう。
