思いがけない危機 カナダの山火事でアメリカの一部の太陽光発電量が半減

報道記事:「本当に前例がない」:カナダの煙のせいで太陽光発電量が半減

太陽光発電のために、カナダが暴走する放火犯を鎮圧できることを願いましょう。カナダで山火事が猛威を振るう中、米国東部海岸の大部分を煙が覆い、米国東部の一部の太陽光発電が50%以上急落したためだ。

この地域の送電事業者によると、ニューイングランドに電力を供給している太陽光発電所は、ピーク需要時に前週と比較して56%少ないエネルギーを生産していた。一方、ブルームバーグは、イリノイ州からノースカロライナ州にまたがるPJMインターコネクションLLCがサービスを提供する地域全体で太陽光発電による電力が前週から約25%減少したと報じた。

大規模な山火事は米国西部とより一般的に関連付けられており、保険会社は火災による大規模な損失のため、保険会社がひっそりと補償を打ち切っているが、カナダ東部と中部の干ばつは今年これまでに数千件の火災を引き起こしており、米国東海岸と中西部を覆っている。シュールな火星のオレンジ色の霞の中で。

ISO-ニューイングランドの広報担当マット・カクリー氏は、北東部では「このような状況は本当に前例のないことだ」と述べた。「振り返るべき過去のデータはあまりありません。リアルタイムでの学習もあります。」ニューイングランドの発電量の約3%を太陽光が占めています。
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ZeroHedge

【コメント】
カナダの山火事でニューヨークが黄色くなっている写真に衝撃を受けた。日本の交差どころではなく、遠くのビルは見えない。自由の女神も見えなくなっている。その山火事は鎮火する様子はなく、数週間はその状態が続くという。

その影響が思いがけないところに出てきている。太陽光発電の稼働が落ちているのだ。景色が見えないくらいだから太陽光はかなり遮られている。発電ができなくなるのは自明である。

これで大危機になるわけではい。山火事の影響を受けているのはアメリカの国土のごく一部だろう。太陽光発電の割合も高くない。ニューイングランドだけでは3%ほどという。

ところが、このことは自然に頼る発電の脆弱さを物語る。日本でも太陽光発電は増えている。山火事はないかもしれないが、火山の噴火による噴煙はありうる。鹿児島は年中桜島が噴火し、火山灰が降っている。どこかの火山が大爆発をしたなら、多くの太陽光発電は灰によって発電量を下げるだろう。空中のチリや灰によって太陽光自体も弱くなるだろう。

こうしたことは思っても見なかった時に危機をもたらす。昨年はエネルギー危機を乗り切った世界だが今年も危うい状況にある。

東電が7月8月の節電の要請を行ったが、要請くらいで済むならまだよいかと思う。

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