
報道記事:英国の移民流入、昨年は過去最多60万6000人 首相「多すぎる」
[ロンドン 25日 ロイター] – 英国立統計局(ONS)は25日、昨年の移民純流入数が過去最多の60万6000人になったと発表した。
数字を押し上げたのは、欧州連合(EU)域外からの教育・就労目的の移民のほか、特別ビザの措置による香港やウクライナからの入国だった。
スナク首相はこの報告を受けて「数字が大きすぎる」とITVに語った。首相は移民の流入抑制を目指す意向を示しており、今週発表された改革措置には一部の国際学生が家族同伴で渡英する権利の撤廃などが含まれている。さらなる措置の考えも示しているが、純移民抑制の目標は示していない。
英国では労働力不足が深刻で、移民抑制が困難な現状もある。
ロイター
【コメント】
インフレと不況が続くイギリスでは昨年60万人もの移民が入ってきた。6700万人のイギリスでは人口の1%近くになる。10年続けば600万人だ。
不況なのに人手不足のイギリスでは移民は大助かりだろう。安い賃金で働いてくれるのだ。しかし、安い賃金の移民がいる限り、イギリス人の給料は上がらなくなる。インフレなのに給料が上がらない現象が起こってしまう。
移民や難民はイギリスだけに行っているのではない、フランスもドイツも同様だ。あと10年もすればヨーロッパは移民国家になり、経済不況が重なれば犯罪も増え問題だらけになるだろう。国内で対立が激しくなるのだ。
イギリスのスナク首相は移民を減らす方向のようだが、自信もインド系のイギリス人である。