
報道記事:ロシア機がポーランド機とニアミスした後、NATO空軍部隊が厳戒態勢
2020年1月14日、リトアニアのシャウレイ空港近くで民間機の迎撃をシミュレートしたNATOのバルト海空軍警備訓練中にポーランド空軍のF-16が見られる。(AFP)
北大西洋条約機構(NATO)当局者は、金曜日、ロシアの戦闘機とEU国境局フロンテックスの哨戒中のポーランド機とのニアミス事件を受けて、NATO空軍警察部隊はより高い態勢を整えたと発表した。
同高官は月曜、匿名を条件に「ルーマニア近くの黒海上空でポーランドのフロンテックス機付近でロシア軍機が危険な行動をとったことに対応し、NATO空軍警備部隊はより高い態勢を敷いた」と語った。同当局者は、NATOは「引き続き警戒している」と述べ、さらなる質問はポーランド当局に委ねた。
ARALABIYA NEWS
【コメント】
ロシアとウクライナの戦いは膠着状態が続いている。今年の3月くらいからロシアが攻勢になるとかウクライナが春には攻勢をかけるとか言われていた。ところが、大きな動きはない。日々数百人が戦死していると思うが戦場の状況は変わっていない。
ところが、戦争そのものは拡大しようとしている。ポーランドとロシアの戦闘機がニアミスしたのだ。これだけではどうということは無いが、今後互いに警戒することで事件が起こりやすい状態となる。1機でなく、複数機で行動するとか、いざというときのためにミサイルを多く積んでおくとか対抗策を行うと、それはエスカレートする。
ポーランドは自国のみで対応するのは大変なので当然NATOに相談しているはずだ。NATO側も放置はできない。多くの組織が絡むと思わぬ方向へ進んでしまう。NATOが参戦するのはウクライナが望んでいることだ。ウクライナがNATO参戦のきっかけを作ってしまうかもしれない。
正直、この戦争の行方はわからない。だが、ディーガルの予想を前提とすると、今年もしくは来年には世界を混乱に巻き込む何かが始まる。戦争ではディーガルの予測ほどの人口減少は起こらない。だが、戦争がきっかけとなると思っている。