
報道記事:コマツ、中国で生産能力4割減 需要低迷長引くと判断
コマツは2023年3月をめどに、中国で建機の生産能力を4割減の年1万台に減らす。需要が低迷しているためで、山東省済寧市で建機の生産子会社と部品子会社を統合する。江蘇省常州市でも生産子会社と鋳造品を生産する子会社を統合する。
両省の生産子会社は再編を見据え、22年までに合弁を解消していた。生産能力が1万台規模に縮小しても…
日経新聞
【コメント】
日経新聞の無料部分だけなので途中できれててごめんなさい。ちょっとまえ(3月15日)の記事でごめんなさい。
世界の重機(ショベルカーやダンプなど)にセンサーをつけてその稼働率から世界の経済を的確に把握していると言われるコマツ。そのコマツが中国での生産能力を4割も下げ、しかもしばらくはそれが続くと考えているようである。
もう、多くの人が世界の景気後退は感じているだろう。それどころかリーマンショック以来の金融危機が訪れると思っている人も増えてきているのではないかと思う。
だが、普通の人はどうすればよいのだろうか?リーマンショックの後、失業者が増え、給料が減った。それを個人で防ぐことは難しい。あえて言えば、無理な投資や新規事業の立ち上げなどを辞めておくくらいだろう。といっても99%の人はそんなことは関係ないことだ。リーマンショックに、備えろと言われてもできることはあまりないかもしれない。
ひとつ言えるのは国が進めている投資政策、iDeCoやNISAには要注意ということだ。特定の銘柄はいいだろうが、多くの銘柄は下がることが決まっていると言ってもよい。税制優遇があっても、企業が破綻してしまえば意味がない。それより、お金をためておいて、世界中が悲観モードになったときに株を買った方がまだましだ。つぶれるところはつぶれたと思った時だ。それでもうまくいくとは限らない。だが、今、金をかけるよりよっぽど良いだろう。
数年前からグレートリセットという言葉が陰謀論としても話題になっていた。意図しているのかどうかはわからないが、グレートリセットと言ってもよいくらいの世界経済の破綻が目の前に迫っているのかもしれない。コマツはその警告を出してくれた。