国連でのロシア撤退決議の裏で、ノルドストリーム爆破問題の安保理審議が始まる デンマーク、ドイツ、スウェーデンは調査が終わっていないとの報告

報道記事:ノルドストリーム爆発調査は継続中、デンマーク・独などが国連に書簡

[国連/コペンハーゲン 21日 ロイター] – デンマーク、ドイツ、スウェーデン3カ国は21日、国連安全保障理事会に共同書簡を送り、ロシアから欧州に天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム」で昨年9月に起きた爆発に関する調査はまだ終了していないと報告した。

書簡は、パイプラインの被害は現時点で「破壊工作による強力な爆発」が原因と立証しているとした上で、「これら調査はまだ終了しておらず、いつ結論が出るかは不明」とした。

国連安保理はこの日、ロシアが爆発に関する独立調査を要請したことを受けて協議を行った。ただ、独立調査を巡る採決の日程はまだ決まっていない。

ロシアのポリアンスキー国連次席大使は週内に採決を目指す考え。今週24日はロシアがウクライナ侵攻を開始してから1年目を迎えるため、国連総会や安保理の会合が予定されており、採決と重なる可能性もある。

ロイター

【コメント】
ロシアのウクライナ侵攻からまる1年たった今日、国連でロシア撤退の決議が採択された。安保理の決定ではないため、強制力はない。
YahooNews 2月24日 【速報】ロシア軍の即時撤退など求める決議を採択 国連総会 林外相「圧倒的多数はウクライナの平和を望んでいる」

その陰でもう一つ国連での審議が進もうとしている。ノルドストリームに対する妨害行為に関する協議である。こちらはロシアが国連安全保障理事会に提出したものだ。デンマーク、ドイツ、スウェーデンが調査中との報告で済ませたようだ。

ロシアが提出したとはいえ、ドイツは被害者だ。現在のドイツのインフレの要因の一つでもある。ドイツが積極的に調査してもよい事項である。が言えない理由があるのだろう。犯人がアメリがだからだであろう。ドイツの国の立場は苦しいのかもしれない。だが、国民は被害者である。アメリカがドイツを苦しめている。まだ真実は明らかになっていない。だが、ヨーロッパの人々はアメリカ犯人説を支持し始めているようで、この件はNATOの分裂につながると思う。

日本での報道が少ないのにも事情があるのだろう。アメリカがノルドストリームを破壊するのは普通に考えれば国際社会を揺り動かす大事件だ。それが疑惑であっても大きな問題として取り上げるのが本来だろう。

世界は陰謀が渦巻いているのだ。そして、陰謀に加担している者は意外に多そうである。


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