
報道記事:北朝鮮ドローン侵入、ソウルに迫る 韓国軍は撃墜作戦と偵察活動
[ソウル 26日 ロイター] – 韓国軍は、北朝鮮のドローン(無人機)5機が26日、軍事境界線を越えて韓国空域に侵入したため、戦闘機や攻撃ヘリコプターが緊急発進させ、撃墜を試みたと発表した。
ドローンは偵察が目的だと指摘、韓国軍も対抗措置として北朝鮮側に偵察機を飛ばし軍施設を撮影したという。
韓国軍は、ドローンが軍事境界線を越えて首都ソウルの西北の金浦市上空に飛来したのを午前10時25分(日本時間、同)ごろ検知した。
韓国軍合同参謀本部によると、5機のうち少なくとも1機が首都ソウル近くまで飛来。残りは西岸付近を飛行した。
●参謀本部は会見で、ドローンを検知し、まず「警告射撃」を実施し、その後撃墜作戦を実行したと述べた。1機でも撃墜できたかは明らかにしなかった。聯合ニュースは、韓国軍が100発程度射撃したが撃墜に失敗したと伝えている。
参謀本部によると、ドローンは2メートル程度の小型。搭載装置など詳細は明らかにしていない。
北朝鮮国営メディアは今のところドローンについて報道していない。
北朝鮮のドローンが確認されたのは2017年以来。その際は、偵察中だったとみられるドローンが北朝鮮との境界近くの山中に墜落しているのを発見された。14年にも墜落したのが見つかっている。
ロイター
【コメント】
北朝鮮のサラミスライス作戦が始まったように思う。2022年は100発近くのミサイルを発射。韓国の了解に向けても砲撃を実施。そして今回はドローンでがソウルの近くまで飛行。
イランのドローンをロシア経由で輸入できるなら、北朝鮮によるドローンによる脅しはさらに強力になる。領空侵犯を続けるだけでよい。領空侵犯くらいなら、韓国は攻めてはこない。すでにあらゆる経済制裁を受けており、これ以上の制裁は戦争でしかないからだ。
それにしても北朝鮮の意図がわからない。ミサイルの発射実験にしても多すぎだ。そこまでミサイルを消費する必要はない。ドローンの飛行も韓国の対応を見るくらいはできるが、その先には何があるのだろうか?本気で韓国侵略(南進)を考えているのだろうか?
2023年に起こるであろう世界経済の減速は韓国の金融危機や社会混乱を招く可能性がある。それに乗じて北朝鮮が侵攻する可能性はある。とはいえ、米軍もいるため簡単ではないだろう。ディーガルの予測では韓国の人口減少は30%近くある。あと3年しかない。ディーガルの予測の根拠を推測するなら、韓国の人口減は北朝鮮の南進によるものであろう。
しかし、以前にも説明したが、戦争だけでは数10%もの人口減少はありえない。それはありうるなら、戦争に加えて、飢餓かEMPの使用が必要だ。