アメリカで大寒波が到来 小麦が枯死するかも 食糧危機が懸念される

報道記事:差し迫った寒波の中で、米国の小麦に蔓延する「ウィンターキル」のリスクが急上昇 小麦の産地でマイナス26度

畑の積雪不足と、グレート プレーンズを通過してテキサス州と南部に吹き込む寒波は、冬小麦の作物に損害を与え、さらには枯死させる可能性があります。

今シーズンで最も冷たい空気がカナダから降り注ぎ、カンザス州の一部が華氏マイナス 15 度に達する危険な寒さをもたらします。州は赤冬小麦のトップ生産国の 1 つです。 

ブルームバーグによると、予報官 Maxar による AG レポートを引用すると、カンザス州南西部、テキサス州北西部、オクラホマ州の冬小麦畑では積雪が不足しており、冬枯れの発生率が増加しています。畑の積雪は小麦を断熱し、作物を寒さから守ります。 

「小麦は十分な積雪がない地域、特にコロラド州東部とカンザス州西部では冬枯れの危険にさらされます。

ストーンエックスのチーフ・コモディティ・エコノミスト、アーラン・スダーマン氏は27日、顧客向けリポートで「多くの地域でホワイトクリスマスが見られるだろうが、寒いクリスマスになるだろう。 

差し迫った寒波と冬枯れの見通しに対応して、硬質赤色冬小麦先物は 1% 以上上昇し、ブッシェルあたり 8.525 ドルになりました。
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ZeroHeage

【コメント】
日本海側で大雪となった。アメリカも大寒波が訪れており、雪が降っていないようだ。そして、それが作物の成長に影響するとのこと。雪が寒さから作物を守ってくれるのだ。

記事にある気温の図をみると、アメリカの西半分が寒波で覆われている。記事中の「華氏マイナス 15 度」は摂氏-26度である。冬はこれからというのにすでにこの気温だ。

気になるのは寒さだけではない。食糧危機、エネルギー危機、インフレ。寒さは全てを悪化させるかもしれない。

今年の冬から日本でも食糧危機が始まると思っていたが、まだ値上げくらいで済んでいる。だが、輸入元のアメリカでは春にとれるはずの小麦が寒さにやられようとしている。ヨーロッパや日本にエネルギーを供給しているアメリカが寒さによりエネルギーの需要が高まろうとしている。

果たして、気にしている危機は日本まで伝播せずにすむだろうか?今年の冬は悪いことが多く発生すると思っているが、アメリカの大寒波はそれを予兆させる。

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