北朝鮮の核実験が迫る

報道記事:北朝鮮核実験なら新たな安保理決議・独自制裁検討 韓国外交部

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の外交部当局者は14日、北朝鮮が核実験を強行する場合、新たな国連安全保障理事会の制裁決議や独自制裁などを含むさまざまな対応策を講じる方針を明らかにした。

 韓国政府は韓米の拡大抑止戦略協議体(EDSCG)の早期再開などを通じ拡大抑止政策を積極的に展開するとともに、北朝鮮に圧力をかける複数の制裁手段を講じる方針だ。

 朴振(パク・ジン)外交部長官は13日(現地時間)、米ワシントンでブリンケン国務長官と会談後に記者会見し、「既存の制裁の穴を埋める具体策と制裁強化について議論した」と明らかにした。また、核実験を含む挑発行為を行う場合は韓米両国と国際社会の断固たる対応に直面することになるとして、国連安保理の新たな制裁を推進する考えを示していた。

聯合ニュース

【コメント】
ロシアとウクライナの戦いが続く中、北朝鮮の核実験の準備が完了したようである。しかし、2017年の核実験の時のようにはマスコミは騒いでいない。次の核実験は重要なターニングポイントとなる。

国連安保理決議では中国、ロシアが制裁に反対すると思われる。レッドチームの結束は固くなる。そもそも、有効な制裁は軍事制裁を除いてできることは少ない。『既存の制裁の穴を埋める具体策と制裁強化について議論した』と言っているように、穴を埋める程度の制裁しか議論できない状態である。

次の核実験で有効な手が打てなければ、アメリカの無力さを露呈することになる。中間選挙の前にである。表立っては出てきていないがアメリカが一方踏み出した軍事的な制裁の可能性もあると思う。そうでなければ北朝鮮の方が一歩踏み出すかもしれない。今回はロシアの後ろ盾があると推測する。ディーガルの予測は東南アジアの人口減少が軽微なのに対して、日本、韓国、台湾は20%前後の人口減となっている。これほどの大幅な人口減の原因はわからないが、北朝鮮、中国、ロシアが干渉できる地域であるだけに、軍事的な攻撃があることは否定できない。

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