ロシアがG7への原油輸出を停止する 日本もロシア原油は手に入らなくなる

報道記事:ロシア、上限価格設定国に原油輸出しない=副首相

[モスクワ 4日 ロイター] – ロシアのノバク副首相は4日、主要7カ国(G7)が5日に発動するロシア産原油の上限価格について、導入する国には原油を輸出しない方針を示し、減産も辞さない立場を強調した。

G7と欧州連合(EU)、オーストラリアは2日、ロシアへの追加制裁として導入するロシア産原油の上限価格を1バレル=60ドルとすることで合意した。

エネルギー政策を担当するノバク氏は、価格上限の設定は自由貿易のルールに反する重大な妨害行為であり、供給不足を引き起こして世界のエネルギー市場を不安定にすると主張。

「価格上限の水準にかかわらず、同措置の利用を阻止する仕組み作りにわれわれは取り組んでいる」と語った。

ロイター

【コメント】
12月5日のロシア産原油の価格上限設定に対し、ロシアは原油を輸出しない方針を発表した。以前から言われていたことである。G7は価格設定を選んだのではなく、輸入停止を選んだことになる。ここには日本も含まれている。

エネルギー危機に瀕している国々が、輸入を禁止した。この結果がどんな影響になるかはわからない。日本ではちょうど気温が下がり、冬が始まった。ヨーロッパよりはマシとはいえ、今後エネルギー価格がさらに高騰するかもしれない。

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