
報道記事:インドネシア・ジャワ島スメル山噴火 警戒レベル最高、日本に一時津波の恐れ
【ジャカルタ時事】4日午前2時45分(日本時間同日午前4時45分)ごろ、インドネシアのジャワ島にあるスメル山(3676メートル)で大規模な噴火が発生した。インドネシア政府は警戒レベルを最高の「4」とし、警戒を呼び掛けた。90人以上が避難したが、死者やけが人は確認されていない。
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日本の気象庁は一時、沖縄県宮古島・八重山地方にも津波が到達する恐れがあると公表、警戒を続けていた。しかし、日本時間4日午後6時の時点で「この地震による日本への津波の影響はない」と宣言した。
地元の報道によれば、噴煙の高さは約1500メートル。国家災害対策庁は、山頂から半径約5キロ以内に近づかないよう住民らに求めた。溶岩が流れて来る可能性があるとして、川岸からも500メートル以上離れるよう注意を促した。
スメル山はジャワ島で標高が最も高い山で、ちょうど1年前の昨年12月4日にも噴火。噴煙が麓の集落を襲い50人以上が死亡、数千人が避難を強いられた。
【コメント】
ジャワ島のスメル山ば噴火した。火山が噴火するのはそれほど珍しいことではない。毎年、世界中のどこかで火山が爆発している。日本でもそうだ。
火山の噴火は世界的な被害をもたらすことがある。1991年にフィリピンのピナツボ山が爆発した。日本では1992年、1993年は冷夏となり、その原因はピナツボ山の爆発での噴煙が太陽光を遮ったためだと言われている。とくに1993年にはコメ不足となり、自給率100%近いコメを大量に輸入することとなった。
ピナツボ山が噴火した時に、翌年以降の冷夏が予測されていたわけではない。影響はわからないのだ。昨年はトンガで大噴火があった。その影響は来年の冷夏なのかもしれない。
ハワイでもマウナロア火山が噴火しており、今後の気象に大きく影響するかもしれない。今ヨーロッパには数十年ぶりの寒波が訪れようとしている。アメリカでも11月に大雪が降った。来年はもっとひどくなるかもしれない。食糧危機はさらに深刻となる。
YahooNews 11月28日 過去100年で最大規模、トンガ噴火の驚くべき実態を解明
NHK 11月29日 “世界最大” ハワイ島マウナロア火山が噴火 警戒呼びかけ
NHK 12月 2日 桜島南岳山頂で爆発的噴火 3200メートルまで噴煙が上がる