
報道記事:WHO、サル痘の名称を「M痘」に変更 差別的と指摘受け
[ジュネーブ 28日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)は28日、世界中で感染が拡大している「サル痘」を巡り、新たに「M痘」の呼称を使用すると発表した。サル痘の名称が人種差別的で偏見を助長するとの指摘があったため。各国にも呼称の変更を呼びかけた。
ロイター
新たな名称が浸透するまで1年間はサル痘の表記も使用する。
米疾病対策予防センター(CDC)のワレンスキー所長はツイッターで、CDCもM痘の名称を使用すると表明した。
「われわれはM痘への名称変更を歓迎し支持する。悪いイメージを弱め、最も影響を受けている人々に対する介護への障害を減らす」と指摘した。
米保健福祉省のベセラ長官は「病気に関する悪いイメージを緩和することは、M痘を終わらせるための活動の重要なステップだ」と述べた。
WHOは科学的妥当性や現在の使用範囲、発音のしやすさなどを各国の専門家が考慮した上でM痘に決定したと説明した。
【コメント】
久しぶりにサル痘のお話。サルとは名称を変更する。M痘(mpox)となるようだ。感染拡大が懸念されていたM痘だが拡大スピードは落ちてきている。今日時点では6万5000件ほどだ。

シミュレーションでは2023年1月には7000万人もの感染者が出るとあったが、あくまでもシミュレーションの世界でとどまるようだ。この冬も感染症は多いかもしれないがM痘ではなさそうである。アメリカではインフルエンザが過去最高の速さで流行り出している。
NBC News インフルエンザは米国全土に広がり続け、数百万人が感染している、と CDC は報告している