
報道記事:アルジェリア、BRICS加盟を正式申請 広がる枠組み
アルジェリアはロシア、ブラジル、インド、中国、南アフリカの5カ国でつくる多国間協力組織「BRICS(ブリックス)」への加盟を正式に申請した。アラブ圏メディア「アル・シュルク」が伝えている。
SPUTNIK
「アル・シュルク」によると、アルジェリア外務省国際パートナーシップ担当のレイラ・カルキ大使は、アルジェリアがBRICSに正式に加盟申請したと明らかにした。同国のアブデルマジド・テブン大統領は8月、「加盟に向けた準備があり、そのための条件はほぼ整った」と意欲を表明していた。
2021年のデータによると、アルジェリアの人口4446万人(世界33位)、国内総生産(名目)は1430億米ドル(世界58位)。石油やガスの輸出が盛んとなっている。
BRICSは米投資銀行「ゴールドマンサックス」の経済学者、ジム・オニールが2001年、著しい経済成長を続けるブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)の頭文字を取って「BRICs」としてまとめ、投資家向けの報告書に記載したことから始まった。2006年にはロシア・ペテルブルク経済フォーラムで正式に協力組織として発足。以来、南アフリカ(South Africa)も加え「BRICS」として、首脳級、外相級会談が毎年行われている。
BRICSは世界人口の約4割、世界の総生産の約4分の1を占めている。6月にはイランもBRICSへの正式加盟を申請していた。また、アルゼンチンやナイジェリアも加盟の意欲を見せており、枠組みは世界規模に広がりつつある。
【コメント】
BRICSへの加盟申請を行う国が増えている。今回はアルジェリアだ。アルジェリアは比較的人口も多くく成長している国である。
ディーガルが予測する2025年のアルジェリアの人口は現在より増えている。西側諸国の壊滅的な人口減少を予測している中、人口増だ。人口が減るのはいわゆる西側諸国でBRICSは影響を受けない。これが経済のブロック化によるものか、戦争によるものかはわからない。だが、BRICS(レッドチームの中核となる国々)は勝者となる。