バイデン大統領が核戦争を示唆 核の使用へのハードルが下がっている

報道記事:冷戦以来初の「世界最終核戦争」の危機に 米大統領

【10月7日 AFP】(更新)米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は6日、世界は冷戦(Cold War)が終わって以来初めて「世界最終核戦争」の危機にさらされているとして、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領にとってのウクライナ侵攻の「出口」を模索していると述べた。

 バイデン氏はニューヨークで開かれた民主党の資金調達イベントで、人類が世界最終戦争の危機にさらされるのは1962年のキューバ危機以来だと述べた。

 専門家はプーチン氏が使うとすれば小型戦術核の可能性が最も高いとしているが、バイデン氏は限定された地域への戦術攻撃であろうと、大惨事の引き金になりかねないと警告した。

 バイデン氏は「プーチン氏が戦術核兵器や生物・化学兵器を使う可能性に言及するのは、冗談で言っているわけではない。ロシア軍の戦果は期待を大きく下回っていると言えるからだ」との見解を示した。

 また、プーチン氏による核の脅しは「冗談ではない」として、「われわれはプーチン氏にとっての出口を見極めようとしている。彼はどこに出口を見いだすだろうか?」と語った。

AFP

【コメント】
核戦争の危機が迫っている。らしいが、日本ではそんな緊迫感はない。核戦争という言葉そのものが脅しや交渉に使われている気がしなくもない

だが、ポーランドでは国民に放射能が広まった際に役立つヨウ素薬剤が国民のために準備されれいる。ニューヨークは核戦争に備えたビデオを作成している。本気なのか誘導しているのかがわからない。確実に言えるのは核戦争に向かっているということだ。

記事にあるようにアメリカの大統領も核戦争の発言を始めた。ロシアが核ミサイル部隊を動かしている等情報もある。ウクライナのゼレンスキー大統領予防的核攻撃にも触れた。つまり、ロシアもウクライナもアメリカも核の使用を示唆しているのだ。

ウクライナで核爆弾が使用された場合、西側とロシアとどちらが使ったのかなんて検証しようがない。つまり、どちらも相手を犯人にできる状態なのだ。犯人がわからないのが問題なのではない。わからない状況が、核の使用へのハードルを下げるのだ。

核戦争が起こるかはわからないが、核の使用は起こりそうだ。

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